令和6年12月8日(日)、第32回関西学連剣友剣道大会が開催されました。例年は大阪市の舞洲アリーナですが、今年は京都市のかたおかアリーナ京都(京都市立体育館、西京極体育館とも呼ばれます)で行われました。六、七段の全国審査も毎年行われる会場ですので各大学の剣士にもおなじみの体育館です。
今年の関西支部では夏に大会要項によって諸先輩の参加を募った後、新しい会員の発掘を試みようと龍南会本部より送付されてきました会報の住所録によって、関西地区在住の20~30代の若手の会員に案内を郵送しました。数人の若手会員から「参加したい」との返信あり、うち一人は11月の3大学稽古会にも参加してくれました。稽古会の様子は龍南会のホームページ活動報告にもアップされています。
大会には若手会員は仕事の都合上参加できませんでしたが、また来年、戦力としても大いに期待が持てる事となりました。
冬の寒さが少しずつ見られるようになってきた大会当日、大会本部は遠方の選手に配慮してか、年齢層の高い部門の試合はできるだけ早朝にならないようにスケジュールが組んであったため、2部(45歳以上)の試合も午後1時から開始の予定でした。諸先輩方も時間的に余裕をもってご来場され、お昼前には全員集合しました。
上記の通り若手の会員は参加できませんでしたが、工学部の関西支部懇親会で竹前研先輩(S38入)が声をかけられました片山孝也先輩(H2入 高校まで剣道をされ、大学卒業後しばらくして再開されました)、また2部の選手である片岡淳一君、森晃彦君の同級生の谷口玲君(H8入)が試合の応援に参加しいただきました。
昼食の前にウォーミングアップをと別会場に移動して稽古をしました。過去にも寄稿等で申し上げていますが、諸先輩方に年に一度稽古をつけていただける機会ですので、試合よりもこちらの方がメインの目的になりつつあります。アップながら白熱した稽古になったので十分満足しながら試合会場に戻ると、思いのほか早く試合順が進行していたため、龍南会2部チームがアナウンスで呼び出しを受けていたという一幕があったりと・・・。
大急ぎで準備をし、まずは2部の試合が開始されました。試合結果、内容につきましては今年もYouTubeにアップしていますのでご参照ください。全員一本負けと悔しい結果に終わってしまいましたが、来年こそは、と気持ちを新たにしています。
昼食をとる間もなく続いて3部(60歳以上)の第1試合が開始され、大将・釣慎一先輩(S44入)の凄まじい返し胴が決め手となり1回戦を突破しました。
3人制のため試合進行が早く、中3試合ですぐに2回戦が始まりました。1回戦は一刀・中段の構えの釣先輩でしたが、続く2回戦では逆二刀を持って構えられ、お相手の大将は常に気圧されているという展開でした。
3部チームも2回戦で惜敗、気付いてみれば午後2時過ぎとなっていました。出場選手に付き合って昼食抜きで応援していただきました諸先輩方、大変ありがとうございました。
遅めの昼食、しばらく休憩の後、再び別会場へ移動して先ほどの鬱憤を晴らすかのように2回目の稽古を行いました。ほとんどのチームが引き上げた後のため、貸し切り状態の別会場に声も響けと1回目以上の白熱具合です。
稽古を終えた後は京都駅まで移動し、懇親会が行われました。例年から新たに参加していただきました、片山先輩と谷口君の自己紹介を皮切りに、歓談とお酒が進み、話題はやはり各々の学生時代の剣道部の話になり、特に厳しかった稽古と合宿、さらには剣道部に連綿と受け継がれている『夜桜千本素振り』の各年代の顛末の話題で大いに盛り上がりました。これを読まれている諸先輩方にも酒の肴になる笑い話が(しかし当時の当事者は決して笑い事ではなかった)一つや二つどころではなくたくさん持たれていることと思います。
盛況の内に延長も含めた懇親会も終わり、京都駅から帰途へ着きました。大変気の早い話でありますが、早く来年の12月が来ないかな、と思います。ご参加いただきました諸先輩方、大変ありがとうございました。
関西支部事務局 伊藤博です。
活動報告本文中のYouTubeリンク先です。
https://www.youtube.com/@%E9%BE%8D%E5%8D%97%E4%BC%9A%E9%96%A2%E8%A5%BF%E6%94%AF%E9%83%A8%E4%BA%8B%E5%8B%99%E5%B1%80/videos